DF−DarkFlame−-第七章-−4page






 健太郎は学校の屋上から炎気を感じていた。
 かなり遠く、離れた距離だったが、それでも戦場の激しさからだいたいの位置が感じ取れた。
 位置が動く気配がないのは八識達が足止めしているのだろう。

 イマ、イクヨ

 健太郎が炎術の《魔獣》を具現化させた。
 その背に乗って、声を上げた。

「いくぞ、牙翼っ!」






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