過ぎた願い−05page






  分かっていたはずだよ。
  …別に責めている訳じゃないよ。
  ただ、彼女には始めから約束を守る気なんてなかったんだ。
  いや、正確には守れなかったんだ。
  そうでしょ?

  いつだって、キミは叶わない望みに手を貸すんだ。

  だったら、これは決まっていた結末。
  彼女には破滅しか道はない。
  それでも…まだ手を貸すの?
  破滅するのは彼女だよ?






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